知的障害児【重度】の育児 日々のストレスから適応障害になって

次男(コッコちゃん)は
自閉症(ASD)と知的障害(重度)を持っており
日々の育児は大変なモノでした。。。

治らない問題行動 日々蓄積されていくストレス

子供とは、親の思い通りにはならないものです。
なんでもかんでも、思い通りにしたいという訳ではないのですが
親として、社会に出ても困らないルールは教えておきたいところです。

そのために、子供の年齢(成長)に合わせて
上手にたとえたりして説明しながら教えていくと思うのですが

発達障害児は、成長のスピードも遅いので
気長に根気強く何回も言って聞かせて教えていくしかないです。

同じことを100回は言いなさい

ということらしいのですが
(100回も言っているうちに成長して分かるようになる)

次男(コッコちゃん)は100回言ってもダメでした。
嫁から聞いた言葉だったので

私:もう100回以上も言ったんだけど・・・・なんで伝わらないんだ・・・?

嫁:ずっと、言い続けるしか方法が無いらしいよ・・・・

何回も何回も伝えても治んないんですよね。
もちろん、言葉だけではなく絵カードも使い
自分の感情を伝えたり、行動のダメなことも伝えたけど
すべて空回りでした。。。

私の中で、日々ストレスが蓄積されていきました。

イライラが爆発しそうになり(実際には爆発してた)
実施した内容

1.アンガーマネジメント
2.悩み相談 TEL ・ 悩み相談所へ

3.市販のイライラ薬・漢方の服用
4.精神科を受診


知的障碍児にアンガーマネジメントは通用しない

本や無料セミナーでアンガーマネジメントを勉強してみました。

アンガーマネジメントとは
自分の怒りの感情をコントロールする方法のことです。

よく言われる怒りの抑え方としては

1.怒りが湧いた最初の6秒間を耐える
2.深呼吸する(落ち着く行動)
3.一時的に感情を無くす(何も考えないようにする)
4.怒りの度合いを自分の中で数字化する
5.~べき 的な考えになっていないか見直す(レベルを下げる)
6.その場から逃げる(一旦距離を取る)    などがあります。

試したのですが、、、
結局は、怒りを抑えようと落ち着く間にも追加で攻撃がくるので
1~3は先ず実戦では使えませんでした。

4の数値化して自分はどんな時に怒りを感じるのかが分かったところで
怒りの時間は育児をしない や 相手に合わせて対応を変えるというのも不発

5の ~べき を見直すことも
 排泄はトイレでするべき
 つばは人には吐かないべき
 人に攻撃(ひっかいたり・物をぶつける)はしないべき
 壁紙や家電(モノ)は壊さないべき

その他にもありますが、最低限のルールであるべきなので
見直せませんでした

6の逃げるは一番使える手段でした。
結構、爆発しそうになると逃げて乗り切る日々もありましたが

部屋で排泄するようになってからは
その片付けをしないといけないので一旦逃げることすらできなくなりました。
(片付けないと弄んでしまうので処理が大変になる)

しかし、この時は使えませんでしたが
今となっては怒りをコントロールする方法を知っているのは良いことで
育児のみならず実際使える場面もありますので
みなさんも、育児にイライラした際は取り入れてみてください

悩み相談所 ・ 悩み電話相談

これも私にはあまり効果がなかったです。

もちろん、これで救われる人もたくさんいる訳ですので
あくまでも、私に対しては効果が無かったということです。

真剣に話を聞いてくれて共感はしてくれるのですが
悩みを聞く専門家ではありますが
知的障碍児に対しての専門家ではありませんので
何か具体的な対処法を授かれる訳ではありません

私は、共感してほしいのではなくて何とか良くなる対応策を知りたいので
そこがマッチングしなかった(効果が無かった)理由です。
(※男の人にはこの考えの人が多いかもしれません)

しかし今となって、ひとつあげるのなら
その際に聞いた『 同じ境遇のパパ友を作ってはどうですか? 』

これに関しては別の記事に書こうと思っていますが
役に立ったなと思いました。

こちらも追記しておきたいのは
嫁がいろんな人に相談していろんな人に協力して貰い
家族が新たな道を選べたので
(まだ正解かは分かりませんが)
この誰かに相談するということは、
最終的に自分たちの問題を客観的に見てくれて解決に導いてくれる方法
かもしれません
自分ひとりで抱え込んで悩むより相談はした方が良いと強く思います

市販のイライラ薬 ・ 漢方の服用

これも全く効きませんでした。
常に激しい怒りが湧くせいなのか・・・・全く効果なしでした

精神科(心療内科)を受診

カウンセリングや病院は人によって評価(口コミ)が全然違って
正直、どこに行っていいのか良くわからなかったです。

長いこと、病院に行く行くといいながら中々行きだせませんでしたが

私の怒りによって、家族が恐怖したり泣いたりと・・・・
我に返って やってしまった・・・・ と落ち込み自分を責めて泣いたりと
もうやらないと決めても、また怒ってしまっての繰り返し

ついに病院に行くことを決意しました。

病院に行くと先ずは聞き取りがありました。
そこで家庭の状況を詳しく話て自分の怒りを鎮めたい目的で来たと伝えました。
(聞き取りでも10分くらい話したかなと思います)

それから案内されて先生と話しをして
そこでも同じように家庭の状況とイライラしてしまい自分を抑えられなくなるので
改善案を聞きました。

家族として近い存在なので怒りが湧くのは自然な感情なので
無理やり抑えようとも自分を責めることもしなくていいんですよ

と言われて少しホッとしたのは覚えています。

あとは、自分の時間を短くて良いので取ってくださいとも言われました。

これは大事なことですので好きなことをする時間をできるだけ取ってください。

特に視覚を使わずに音楽を聴いたり体を動かしたりする方が
リラックスできるようですので試してみてください。

私も家で身体はなかなか動かせないですが ストレッチ(ヨガ)
音楽を聴いたりしてリフレッシュしていました。
(1日:30分~40分は自由な時間が取れたので)

あとは、を貰いました。
無理をせず怒りが湧いたときは飲むように心がけてました。

市販の薬と違いとても効いてこれはかなり効果がありました

感覚でいうとお酒を飲んで ほろ酔いで気持ちいい感じになりました。
なので、つばを吐かれようが怒りが湧いてこない状態で無敵でした。

その状態で、続いてたんですが
1年以上も服用すると薬が効かなくなってきて
それ以上に強い薬も貰いましたがダメでした。。。。

怒りも段々とエスカレートしていくモノなのですね
次第に家族まで当たり散らかすようになっていき
自分のことが本当に嫌いになって何度も自分を責めました。。。

最後まで殴ったりはしなかったですが
怖かったです。自分が変わっていき止められない状態で怖かった。

子供に危害を加えなくて本当に良かったと思います。
今でも衝動的な怒りが湧いてくることがありますが
あの頃の制御できない怒りは戻りたくないです。

そういう点では、次男(コッコちゃん)が施設に入り
お互いが落ち着いた状態で会える環境に変わったことで
家族としては前向きに進めたと思っています。

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